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強制恋愛

第22章 *22*恋する苦しみ




「ありがとうお姉ちゃん…」



誰にも言えなかった気持ち



人に話すとちょっと気持ちが軽くなった



沙紀も…櫻木先輩も…悠希くんも…



わたしも………………



みんな苦しいんだね



急にコンコンとドアをノックする音が聞こえた



『ん…お客さん? でもcloseって…あ、悠希くんだ』



!?



ゆ、悠希くん!?



お姉ちゃんが席を立ちドアを開けると息を切らした悠希くんが入ってきた



《すいません! こんな時間に…財布忘れて…あ…奈美ちゃん?》



わたしは泣き顔を見られないように顔を背けた



どうしよう……



『奈美がさ、勉強のことでちょっと相談があるって言って2人で話してたんだよね』



《そうだったんですか…お邪魔してすいません!》



悠希くんはそう言うとお財布をとりに奥の部屋に入っていった


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