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強制恋愛

第22章 *22*恋する苦しみ





『違う…沙紀…違うよ…』



奈美はわたしの右手をとり落ち着いた口調で話す



「え…?」



『沙紀は悠希くんに申し訳ないから悠希くんと別れるんじゃない、櫻木先輩が好きだから別れるんだよ』



「…そ、そんなつもりじゃ…」



『沙紀、素直になっていいんだよ…沙紀は誰が好きなの…?』



奈美の真剣な眼差し



素直になる…?



「わたしは……」



『うん』



「…わたしは…櫻木先輩が好き…」



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