強制恋愛
第27章 *番外編*ただいま〜蓮×沙紀〜
家に入ると蓮のにおいがする
『久しぶりだなー…』
蓮は嬉しそうに笑いながらソファーに座った
隣に座ろーっと
『だめ、沙紀はここ』
蓮が指差したのはソファーに腰掛けた蓮の正面の床
床に座るの!?
恐る恐る床に正座すると蓮の両手がわたしの頬を包み込んだ
「へ?」
『久しぶりに会えたのに沙紀の顔まだちゃんと見てなかったから…』
蓮は腰掛けたまま顔をぐっとわたしに寄せる
ち、近い…
でもわたしもまだ蓮の顔ちゃんと見れてなかった…
「……めちゃくちゃかっこいい」
『沙紀、声にでてる』
「あ///無意識に!ご、ごめんなさい」
は、恥ずかしい〜!
本人目の前にめちゃくちゃかっこいいとか言っちゃったよ〜!
『めちゃくちゃ可愛い』
!!
『……何か言えよ……恥ずかしいから……』
普段クールな蓮の顔が赤くなる
「な、何か…えっと…大好き!!」
『………バカ』
みるみるうちに赤くなる蓮の顔が近づき唇が重なる