強制恋愛
第8章 *08*お誕生日デート
「沙紀、大好きだよ…誕生日おめでとう…」
またさらにぎゅっと力をこめてくれる
「わたしも…っ…大好き!」
本当に幸せ…
「…もう泣かないで?」
悠希は私の涙を指でぬぐう
「ぅん…」
私は泣きはらした目で見上げると悠希と目が合った
悠希はにこっと微笑む
「…悠希」
「なに?」
「……して?」
「え?」
悠希は首を傾げる
「映画館の…続き…して…」
悠希は一瞬びっくりした顔をしたけどすぐに笑顔に戻った
「よろこんで」
悠希はそうゆうと私をお姫様だっこした