☆かっこいい君☆
第2章 屋上で、
ごにょごにょとなかなか話さないのに
イラついていると、やっと話す気になったらしい。。。
「1組の尾崎さんって知ってますか?」
「ごめん俺 隣町の学校だったから知らない、、、」
「ええ!?知らないんですか?? 」
「。。。。そっ その尾崎さんに ちょっとあの。。。」
「いじめられてんの??」
「まぁ、はぃ。。。。」
「何されたの??」
「それが、、無理やりこの女子用の制服を着せられて。。。 僕の制服を隠されたんです。。。。」
「えっ!?君男なの?」
「あはは、、、やっぱり女顔ですよね。。。。」
「小学校のときからこの顔のせいで、、、 ぐすっ」
「 っごっごめんって!! だからこれ以上泣くなって」
(いじめか、、、、話聞いちゃったしほっとくわけにはいかないよな〜)
「俺で良かったら、なんか力になるよ。」
「ありがとうございますっ!なんか渡辺さんって話しやすくて楽になりました!」
さっきまで また泣きそうだった顔がぱっと笑顔になった。
「ひかるでいいよ。」
「下田はこのこと先生に言わなくていいの?」
今度は顔を真っ青にして、
「いいんですっ このことは絶対誰にも言っちゃダメですよ!!」
「 わかった。。。。」