近くて遠い
第34章 Sweet Night
─────────…
「……綺麗です…外に連れ出したくないほど…」
「っ……」
やっぱり私にこんなドレスは…と思っていると、固まっていた要さんからそんな言葉を掛けられて、私は顔を真っ赤にした。
「そんなことっ……」
頑張って抑えようとしても顔だけでなく耳まで熱くなってしまう。
「真希さん……」
要さんは俯く私の片手をゆっくり掴んだ。
「だから、今夜は…僕から離れちゃいけませんよ。」
そう言って手の甲に優しくキスをした。
まるで本当にお姫様になったような…そんな気分だった。
それはドレスを着ているからというのもあるけど、何より、要さんが王子様に見えるほどかっこよかったからだ。
「……綺麗です…外に連れ出したくないほど…」
「っ……」
やっぱり私にこんなドレスは…と思っていると、固まっていた要さんからそんな言葉を掛けられて、私は顔を真っ赤にした。
「そんなことっ……」
頑張って抑えようとしても顔だけでなく耳まで熱くなってしまう。
「真希さん……」
要さんは俯く私の片手をゆっくり掴んだ。
「だから、今夜は…僕から離れちゃいけませんよ。」
そう言って手の甲に優しくキスをした。
まるで本当にお姫様になったような…そんな気分だった。
それはドレスを着ているからというのもあるけど、何より、要さんが王子様に見えるほどかっこよかったからだ。
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