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近くて遠い

第47章 有川商事より読者の皆様へお願い

「真希さん!
僕が妬いてないと思ったら大間違いだ!」



要が少しきつめな口調でそういうと、光瑠は、ニヤリと口角を上げ得意気な顔をして要を見つめた。



「ごっ…ごめんなさいっ…」


いつもと違うイライラとした要の雰囲気に真希はオロオロとしながら、席に座る。



「はぁっ…!遅れてしまって申し訳ありませんでしたぁっ!」


部屋の空気が変わったその時、酒田が勢いよく扉を開いて肩で息をしながら頭を下げた。


七三に撫で付けられた髪型は健在である。

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