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不器用な彼の愛情表現

第1章 恋愛?何それ?

竜樹の言葉に、賢二は目を丸くした。

「マジで? ってか、今何歳だっけ?」

「18だけど? あ、お客さんだ。またあとでな」

竜樹は持ち場について、いらっしゃいませと、営業スマイルをする。

(安東君、私に気づいてないんだ)

レジの前を通って、ジュース売り場に来た綾は、遠目から竜樹をチラ見した。

つい最近まで同じクラスだった綾と竜樹。

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