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不器用な彼の愛情表現

第1章 恋愛?何それ?

綾がレジで精算している時も、竜樹は淡々と業務をこなすだけで、声をかけてはこなかった。

綾が帰ったあと、賢二がすぐに近づいてきた。

「さっきのコ、お前目当てかもな」

「わけわかんねぇ。っか、近づきすぎだろ。仕事しろ、仕事」

(単に客とバイトっしょ。俺目当てとかそんなのないし)

竜樹は、ちょっとは気にはしていた。

いや、それは思い込みかもしれない。

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