テキストサイズ

いつまでも一緒に…

第4章 4

私が椅子から立って帰ろうとしたその瞬間、

ガラガラガラ

直「達也!!大丈夫か!?」

やって来たのは、直君だった。

達「おい、直、病室に入る時はノックをしろ!」

直「ん?あぁごめん。ところで、お前、脳ナントカなんだって!?」

達「まぁな。」

この人は松樹 直マツキ ナオ
学年1のバカ。

直「治るのか?」

達「たぶんな。てゆーか、治す。」

直「じゃあさ、達也が治ったら、麻弥も入れて、4人でパーティーしないとな!!」

悠「いいね!!」

直「よし!決まりだな!!達也、早く治せよ!!」

達「わかってるよ。」

悠「…そろそろ帰りますか?」

直「そーだね。俺、悠ちゃん送ってくよ。」

達「俺の悠に手ぇ出すなよ。」

直「出すわけねぇだろ!!俺には、麻弥がいるも〜ん。」

あの…さっきから2人の話を聞いてるとけっこう恥ずかしいこと言ってません?

直「よし!悠ちゃん、帰るよ。」

悠「はーい。じゃあね達也。明日も来るからね。ばいばい。」

達「おぅ。じゃあな。気を付けて帰ろよ。」

私と直君は病室を後にした。

*.・゚。。・.゚゚・*.・゚。。・.゚゚・*.

悠「明日からまた学校か〜。」

電車に揺られながら私はそう言った。
というか、言わないと泣いてしまいそうだった。

直「悠ちゃん、無理しなくていいんだよ。苦しいなら泣いていいんだよ。じゃないと疲れちゃうよ。まぁ、達也の前で泣いちゃだめだと思うけど…
って悠ちゃん!?」

私は泣いていた。
直君の言葉がとっても嬉しかった。

そんな内容の話をしていたら私の家に着いた。

直「ついたよ。」

悠「ありがとう。」

私は、家に帰っていった。





…直君ってバカなのに、何で人の気持ちには敏感なんだろう?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ