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いつまでも一緒に…

第4章 4

雪「…わかりました。ありがとうね。」

悠「いえいえ。では、失礼します。」

私は電話を切った。

…正直、とってもショックだった。まさか、あんな健康だった達也が病気になってしまうなんて…

私は、もう1度携帯をバッグから出して麻弥と直君にメールを打った。

『こんばんは。
悠だよ。いきなりメールしてごめんね。
今、私は、□□病院にいます。なぜかというと、
さっき、達也が倒れて、病院に運ばれました。

検査の結果、脳膿瘍という脳の中に膿がたまってしまう病気でした。
今日から、1週間入院してから脳圧を下げる治療をします。
詳しくは、明日、話します。
悠』
悠「送信っと。」

私は達也の病室に行った。
コンコン

達「はーい」

ガラガラガラ

悠「手術お疲れ。」

達「…」

悠「達也?」

達「俺…帰り道の途中、倒れて、どうしたの?」

気を失っていたからあれからの記憶がないんだ。

私はあれから、救急車で運ばれたこと、脳膿瘍になってしまったこと、これからの治療についてを詳しく教えた。

達「そっか…
俺、絶対に病気、治すから。」

悠「うん。私、ずっと一緒にいるから。」

達「直や麻弥は知ってるの?」

悠「うん。さっきメールした。しないほうが良かったかな?」

達「いや、連絡してくれてありがとう。あの2人にも説明しなくちゃいけないから。」

悠「良かった。」

達「明日から学校だろ?もう遅いから帰って?」

時計を見ると8時になろうとしていた。

悠「そーだね。じゃあ、明日は始業式だから早く帰れるからお昼過ぎにはお見舞い行くね。」

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