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主人公

第3章 信頼

次の朝

俺の1日はいつもと変わりなく始まった。



「悠~。おはよ!」

「おはよう、ヒロ。」

電車を待っていた俺にヒロが近づいてきた。

「昨日の当番、大丈夫だったか?」

ヒロはさっそく昨日のことを聞いてきた。

「大丈夫だったよ。
中山もイライラしてるよりは凹んでるみたいだったし。」

「そっか。
早く仲直りできるといいけどな。」






学校に着き、ヒロとリョータと話していた。

「おはよう。悠。」

中山があいさつをしてきた。

いつもはそんなことしないのにどうしたんだ? と思いながらも

「おはよう」

と返した。


「昨日は話を聞いてくれてありがとう」

「いや、別にいいよ。
俺で良ければ、また相談に乗るから」

そう俺が言うと

嬉しそうに頷き
自分の席に戻っていった。




「いつの間に中山と仲良くなったんだ?」

リョータは身を乗り出して聞いてきた。

「仲良くなったっていうか、昨日の喧嘩の話を聞いただけだよ。」


「喧嘩の内容は何だったんだ?」

ヒロが俺に尋ねてきた。

「なんか、中山が・・・」





俺は昨日の中山との会話を話した。

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