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主人公

第2章 友

「俺?俺は別に彼女とかは興味ないかな。」

「そーなのか?」

俺の答えが意外だったのかヒロの顔は驚いていた。

「そうだよ。今はお前らといる時間を大切にしたいんだよ。」

「悠!お前、やっぱいい奴だな」

リョータは俺に肩を組んできた。

ヒロは何か言いたげな顔をしていたけれど口を閉じた。










「はぁ!?ふざけんな!」

突然、教室の後方から怒鳴り声がきこえた。

声の方を見たら、そこには中山がいた。

「だから、謝ってるだろ!」

謝る中山。

どうやら中山が誰かを怒らせたらしい・・・。

あの中山が?


一体、何をしたんだろう。




教室は彼らの怒鳴り声で完全にしらけていた。








この静けさに

俺は胸騒ぎを覚えた・・・。

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