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読んでる貴女がいろんなシチュで主人公になって読める短編集。

第7章 暗闇のサーカス

私は、家をこっそり抜け出して、出掛けた。

「にしても……暗っ!」

時刻は、23:45。

日付がもうすぐ変わる。

私は、夜行性のため、夜はあまり眠くはならない。

昼は、学校とかで寝るけど……。

私は、足を止めた。

目の前には、大きなサーカステントがあった。

「ここ…ね。」

中は、明かりがついているのか、暖かい色の光が、外にまで溢れている。

陽気なオルガンの音。

猛獣のたくましい声。

全てが愉快なテント。

「面白そうね…♪」

私は、期待を胸に、テントの中に入った。









これから起こることも知らずに。

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