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遺伝子の欲望

第9章 二重螺旋

「ごめんなさい!余りに綺麗だったから!」


無意識にペタペタ、触ってしまってたわ。


「いえ…そんな事は…。」


謙虚な暢くんに、つい私は指先で滑らせながら


「いいえ!特にここのラインとか、ゾクゾクするほど素敵!」


「あっ!」


暢くんは叫んで、眼を瞑った。


「あら、またやっちゃったわね。ふふ、お茶淹れるわね!」


「黎子さん…。」


「えっ!」


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