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遺伝子の欲望

第9章 二重螺旋

「はい…どうぞ。」


「有り難うございます。」


ミルクをコーヒーに注ぎ、スプーンでかき混ぜる姿を一部始終眺めてしまう。


仕草が、美しさのよね…洗練されてると言うか…。


どうしたら、こんな子に成れるのかしら…。


元は、誕生からよね。


「黎子さん?」


「あっ!見とれちゃったわ!ご免なさいさいね!」


「あっ…いえ…。」


やあね…私ったらこれじゃあセクハラみたいよね。


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