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遺伝子の欲望

第9章 二重螺旋

沈黙の中に、コーヒーを啜る。


このままじゃ、暢くん可哀想よね。


「暢くん。」


「は、はい!」


一気に畏まる。


「ふふ…もっと楽にしてちょうだい。」


「はい…。」


「本…大したモノないかも知れないけど、もし良かったら見ていって。」


「えっ!いいんですか!」


ばぁ~と、笑顔が開く。


ふふ…本当に遺伝子の事になると一生懸命ね。


「ええっ!是非に。」


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