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遺伝子の欲望

第10章 エピローグ

「あら!もう読んだの!」


「はい!なんか読み出したら止まらなくて!いつお返しすればいいですか?今日は、荷物になると思うし。」


「そうね…なら、家に届けに来てもらっていいかしら?」


瞬間、暢くんは真っ赤になる。


「あ…いいんですか…。」


「えぇ。次の日が学校ない時にでも。」


「えっ…。」


固まる彼に


「また…夜明けまで語り合ったら…眠くなっちゃうから。ふふ…。」


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