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詩集

第23章 自傷行為



待ち合わせ場所につくと

今日の相手はもう来ていた

一回分のローションを

おなかの中に注ぎ込んで

壁に手をついて

血を吸って

暴力という薄皮をまとった性欲にお尻を向ける

クニクニと肉を弄ぶ感触がして

快楽が形を伴って

私を貫いた

そのあとはもう

不安はない

突き入れられるたび

下品な声を上げながら

私は私の意味を実感する

突き上げられて

拡げられて

引き抜かれて

ありとあらゆる

こみあげてくる甘い刺激が

私の不安を塗りつぶしていく

ずこずこと

臓腑を揺さぶられながら

求めていた刺激に酔いしれる

乳房を揉まれ

乳首を抓られ

生きている感触を与えられる

快楽に悶えて

入り口をきつく締めあげて

生きている感触を与えさせる

奥の小部屋が

私の快楽に反応して

与えられる異物と擦れて

ゴリゴリとおなかの中で音を立てる

「・・・・していい?」

ぽそりと耳元に吐息がかかる

息継ぐ暇もない私は

コクコクと首を縦に振る

心臓がドキドキして

頭がくらくらする

よかった

私は彼に合った女性だった

最初の安心が心に広がる

暖かい

(依存症の)
ゆがんだ 安心

軽く腰を振って

ゴムの先っぽの位置を調整する

射精が感じ取れるように

奥にいっぱい出てくれるように

バックで激しく突かれる

負けじと私もこすり上げる

おなかを低く落として

重力に引かれて

勝手に零れていかないように

姿勢を低くすると

カリの上半分が膣肉を引っ掻いて

刺激を加速させる

もうあそこはぐちゃぐちゃ

鼓動が早くなっていく

、、、

一瞬、彼が小さな呻きを上げて

私の大好物が飛び込んでくる

1回

2回

トッ、

トッ、

と軽く子宮が押されて

尿道口から
      (女子生殖器)
赤くただれた コンドーム に

ヒトの体液が吐き出されていく

、、、

一通り絞り出したあとで

携帯のムービーに今日の成果を収めてもらう

繋がったところから

引き抜いて

体液があふれ始める

一連の風景

体温が残った生暖かい雫が

タイル張りの床を汚していく風景

お金と精液を受け取って

一人個室に残った後は

傷口に残った体液で一人、遊ぶ

この瞬間が

私の一番、充足した時間
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