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縄と君と手枷と僕と…

第4章 舐める女


僕が来店した時

客は彼女のみで

結構な数 カクテルを飲んだのだろうと

容易に想像出来たのは

ゆっくりと溶ける様な

甘ったるい口調で

マスターと話している彼女の声が

印象的だったからだ…



気がつくと僕は

彼女の長いまつ毛と

目尻にある泣きホクロに魅入ってた



そんな僕の視線に

気付いたのか

時折

横を向いた彼女と目が合い

僕は慌てて視線を反らす…


そんな事を何度か繰り返す内に

突然 彼女はマスターに言った

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