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縄と君と手枷と僕と…

第4章 舐める女


結局 僕は

彼女の名前も知らないまま

連絡先を交換せずにサヨナラをした



東の空は漆黒から濃紫へと変わり

いつの間にか月は姿を隠し

日中は観光客で賑やかな国際通りも

今はゴーストタウンの様な静けさに

包まれていた



連絡先も交換しなかった彼女とは

沢山の偶然が重なり

その後も

奇妙な夜を過ごす事となるのだが

その話は

また次の機会に…

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