
私の掏明くん
第18章 確認
千尋「!?」
掏明「出て、急用かもしれない」
千尋「…うんっ」
電話になんて出たくなかった
出ないで早く続きをしてほしかった
だけど千尋が出ないのにかけ続けている
事から
よっぽどの急用かと思い
電話に出る事に
千尋「…麗子先生だ」
掏明「…」
千尋「…もしもし」
麗子『おはようございます』
千尋「おはようございます…あの…何か
ご用ですか?」
麗子『具合、どうかなって思って』
千尋「平気です…」
麗子『昨夜の事覚えてる?』
千尋「昨夜?えっと…」
麗子『あれだけ酔っ払ってたから、覚え
てなくても仕方ないわよね』
千尋「ん~」
麗子『でも昨日の千尋、本当にかわいか
ったわ、また一緒に飲みましょうね』
千尋「麗子先生、まさか…」
麗子『学校の方には休みって伝えるから
今日はゆっくり休んでね』
千尋「あっちょっ、麗子先生!?麗子先
切れちゃった…」
掏明「…そういう事か」
