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私の掏明くん

第10章 来客中



千尋「…お待たせ」

颯太「遅い、どんだけ散らかってんだよ
そんなんじゃ彼氏に…」

千尋「文句があるなら別に上がらなくて
もいいのよ」

颯太「冗談だよ、冗談(笑)」

千尋「…調子良いんだから」

掏明「彼が千尋の弟か」

千尋「(小声)ニ、三日だけだから悪い
けど我慢してね」

掏明「ありがとう、でも平気だから気に
しないで」

千尋「…ごめんね」

颯太「姉貴、腹減った、何か作って」

千尋「はいはい、わかったからちょっと
待ってて」


颯太は20歳、大学生
歳が離れてるせいか必要以上に何かと
面倒を見てしまい
その結果
少しわがままな性格に…
でもそれは家族の前だけで他人の前では
年相応にしっかりしている
弟だった


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