
不器用なタッシュ
第12章 時限爆弾設置
2週間が経った。
「3015室になります」
「どうも…」
俺はホテルのフロントで部屋の鍵を受け取り、高速エレベーターで案内された部屋に上がる。
高級ホテルの30階からの景色は絶景だった。
これから始める一大企画には相応しい舞台だ。
窓からの景色を眺めながら、香織の会社に連絡を入れる。
「昨日頼んでいた者ですが…はい…宜しくお願いします…明日、凄く期待してますので」
プツ…ツーツー
通話を終わらせると次に、ホテルのサービスを頼む。
「白と赤…両方お願いします。なるべく甘口で…銘柄は任せます…
ただ…白は2本持って来て下さい」
『畏まりました』
耳元で丁寧に対応するホテルマンの声に笑いが込み上がりそうになる。
「さぁ…準備は整った…」
後は明日、香織がこの部屋に来るのを待つだけだ。
ここに辿り着いて現実にを知った時…
君はどんな顔をするだろうか?
でも俺は…
どんな色に染まろうと…
君を俺と同じ色に、染めてみせると決めてたんだ…。
「3015室になります」
「どうも…」
俺はホテルのフロントで部屋の鍵を受け取り、高速エレベーターで案内された部屋に上がる。
高級ホテルの30階からの景色は絶景だった。
これから始める一大企画には相応しい舞台だ。
窓からの景色を眺めながら、香織の会社に連絡を入れる。
「昨日頼んでいた者ですが…はい…宜しくお願いします…明日、凄く期待してますので」
プツ…ツーツー
通話を終わらせると次に、ホテルのサービスを頼む。
「白と赤…両方お願いします。なるべく甘口で…銘柄は任せます…
ただ…白は2本持って来て下さい」
『畏まりました』
耳元で丁寧に対応するホテルマンの声に笑いが込み上がりそうになる。
「さぁ…準備は整った…」
後は明日、香織がこの部屋に来るのを待つだけだ。
ここに辿り着いて現実にを知った時…
君はどんな顔をするだろうか?
でも俺は…
どんな色に染まろうと…
君を俺と同じ色に、染めてみせると決めてたんだ…。
