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不器用なタッシュ

第3章 高校時代

ドキドキ…。


何か顔が熱い気がする…風邪かな?


土屋は、固まってる俺を気にせず


「嘉之!このマネキンもしかして、プレゼント?」


満面の笑みで、聞いてきた。


あれ…ちょっと可愛いかも。


「あぁ…マネキン欲しいって言ってたから。」


バクバクしながら、反応を待つと


「やだ!マジでぇ~!超嬉しいんだけど!」


「え…嬉しい?」


予想以上に喜ぶ土屋に、戸惑ってしまう


「だって、本当に買う人なんていなくない?嘉之、結構サプライズするんだね!」


土屋の喜びようが、俺にはサプライズだよ。


「あ…特に何も考えて無かったけど。」


「な~に!そうなんだぁ~。なら尚更凄いわ!」


良く解らないけど、とりあえず喜んでるからいいよな。


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