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不器用なタッシュ

第3章 高校時代

裏方の俺が着る意味ねぇし。


「忙しい…。」


「あ~!非協力的!良くない!」


煩せえ~なぁ!


殆ど内装、作ってんだろが!


「着る意味なくない?」


「いいから!いいから!」


「はぁ~分かったよ。」


そう言うと、女子どもはやたらはしゃいでいた。 


とりあえず、着てみると


「きゃ!ほら、めっちゃ似合うじゃん!」


「暗黒執事みたいだよね!」


「オタク受け絶対するって!」


何か嫌な予感だな。


「もう脱ぐからな。」


「須永くん!執事やって!」


「あぁっ!嫌だよ!」


女子が一斉に


「お願いしま~す!」


クラスの視線も、一斉に集まる。

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