テキストサイズ

君と描き始める未来に

第7章 ひたすら滝島目線

「欠陥だらけ…?どこがよ!」


『滑稽』だった。


「佐伯さぁ~結構、小田切と仕事してた割には、何も見てなかったんだな…。」


「そんなの滝島さんの、憶測じゃない!」


「何とでも言えよ!とにかく現実は、小田切は結婚したんだ!それは間違いの無い事実だ。」


佐伯は、怒りを露にして


「だから、解ってるわよ!」


「だったら、同僚として祝ってやれよ!そんぐらいのプライドも無いのか!」


「ふっ…ふぅ…。」


あっ…泣いちゃった。


でも小田切の外面しか見えてなかった佐伯に、同情はしない。


「佐伯には、元々無理だよ…小田切は…。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ