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君と描き始める未来に

第7章 ひたすら滝島目線

小田切の半狂乱ブリも驚いたが、そこまでした事には、流石に俺も言葉を失った。 


渡辺香織が、小田切には掛け替えの無い存在になってたのも痛感したし、香織ちゃんだって光花ちゃんの想いと小田切の弱さ事、受け止めたんだ。


多分…二人は出逢うべきして出会った存在。


だから小田切も手段を選ばず、香織ちゃんを胸の中に置くために、きっとあの手この手と必死だったんだろう。


凄い冷めた人間の様で、その奥底には異様な程、マグマの様に熱くドロドロしてる部分も持ち合わす。


俺も気付いてたから、小田切に興味が湧いたんだろうな。


小田切は、自分の黒さを知ってたから…自分への好意の目が、信じきれなかったのかも…。


何か今更、しみじみと理解した様な気がするわぁ。

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