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えっちな「やみのおうへのみち」

第3章 「漆黒の射手――聖弓煌く沈黙の少女」

俺がそんなことを言ってみると、驚いたことに、少女の前に電撃のような青白い光がパチパチと発生し、段々に弓と矢の姿を形成していった。なんだかアロー(矢)がどうとか言っていたが、光の矢を作り出すなんてとんでもない面白い手品じゃないだろうか。俺は拍手喝采して、

「いいぞ愉快だ!もっとやってごらん、場合によっちゃその芸を引っ提げて、地上で公演することで金を稼げるかもしれないぞ。君はこの『闇の王への道』に敗北しても食いっぱぐれることはないんじゃないのかな。ねえ」

と誉め言葉をかけてやった。

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