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えっちな「やみのおうへのみち」

第3章 「漆黒の射手――聖弓煌く沈黙の少女」

意味の分かりづらい単語の多く含まれた演説の後、少女は光の矢を射った。それは目も止まらぬ速さで直進し、俺の心臓を貫いた。思わず俺は目をつむってしまったが、何も感じなかったので目を恐る恐る開けた。そこに映っていたのは、今度はさっきと打って変わって、恐怖におののき震える繊細な黒髪と、人形のような小さな少女の顔だった。

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