
あなたがいてくれたから。
第17章 ずっとずっと
(15分後)
コンコンッーーーーーーー
「どーぞ?」
「し、失礼します!」
「遅い。」
俺の目の前には奈美がいた。
「ごめん…。いろんな意味で。」
「いいよ、いいよ。気にすんな!
座って?」
「うん。」
奈美は近くの椅子に腰かけた。
「斗真君ッ、
あの時は本当にごめんなさい!」
「いや、別に全然いいよ?
気にしてないし。俺。」
「そうなの?!あたしねあの時
斗真君のこと汚く思えちゃって…
本当にごめんね。
もう大丈夫だから。」
「いや、俺も奈美の立場だったら
拒否ってたと思う。
俺がおかしかった。ごめん。
マジで。」
「ううん!そんなことないよ。
あたしがあんなに拒否らなかったら
こんな大喧嘩にならなかったし。」
「俺ら誤り過ぎじゃない?(笑)」
「だねっ!(笑)」
