
あなたがいてくれたから。
第17章 ずっとずっと
「あたしも、少しは受け入れて
いかなきゃって思ってる。
こーゆー場面も増えると思うし。
それにいちいち焼きもち
焼いてたらきりがないでしょ?」
「焼きもち焼いてくれてたんだー」
「ウルサイッ///
だから、少しは我慢しようかなって…
ちゃんと自分からも声に
出していこうかなって。」
(奈美side)
斗真君がクスクス笑う。
「なっ、何?!」
「だって、奈美が面白すぎて…」
斗真君はそのまま笑い続けた
「もう!いつまで笑ってんのよ!」
「わりわり、んじゃあ
これからはもっと積極的になりますと?」
「ん…まぁ、そうかな?」
「言ったな!んじゃあその証拠に
キスして?」
「えっ?!さっ、さっきしたじゃん!」
「あれは芝居。
今は茜じゃなくて奈美にしてほしい のっ!OK?」
「なっ…
そんなこと言われても…。」
「えー、積極的になる!
ってあれは嘘かぁー。残念だなー。」
