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あなたがいてくれたから。

第20章 抱きしめられたら



「うん。ありがとう斗真君。
   じゃあお風呂借りるね…」


あたしがお風呂場に向かおうとしたら

斗真君があたしの腕を引っ張った。


「ん?なに?」


「うちに泊まっていくって意味
      本当に分かってる?」


あたしは顔を真っ赤にしてから


「分かってるよ?」と返した。


今日ぐらい……今日はいいよね。

斗真君は一瞬驚いた表情に見えたけど

あとから気持ちが通じ合ったかのように

微笑んだ。

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