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あなたがいてくれたから。

第26章 女の子の第六感

「バカバカバカー
 その日はあけておいてって
 言ったじゃんー」


「なんで?」


「ドームツアー始まったら
   当分会えないんだよ?」


やっぱり、珠理奈の声だ。なんの話だろ。

てか、マサくんって誰?


「マサくん酷いよ…。」


「じゃあ、いつ会えるの?」


「明後日…?」


「明後日会えるの?やったー」


「ん?お仕事?うん入ってるよ?」


「頑張るもん!早めにしてもらう!」


「うん!」


「じゃあ、明後日ね♪あたしのお王子様ッ♪
 バイバーイ♪」



珠理奈が鼻歌を歌ってる。

電話が終わったみたい。


お、王子様ッ?!マジすか…?

あたしはちょっと緊張気味で
楽屋のドアを開けた。

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