
あなたがいてくれたから。
第26章 女の子の第六感
その夜電話で斗真君にも報告した。
「~なんだって♪」
「へ~その珠理奈ちゃんの彼
俺の後輩なんだけど。
それに同じ事務所。」
「え!?そうなの?」
「うん。何度も共演してるし。
仲いいよ?」
「いがーい」
「そーか?」
「うん。」
「んで、2人はWデートがしたいと?」
「うん。
…えッ?!なんでわかったの?」
「話の流れ的にわかるよ。」
「そう?」
「うん。で、夏だし泳ぎたいよね~
みたいな感じっすか?」
「えッ!?ぁ。んまぁそうなんだけど 屋内プールでもさすがに
無理があるかなーと思いまして
お泊まり勉強会になったの!」
「ふーん。」
「で、誰の家にする?ってなってて。
あたしの家空いてるし
いいよって言おうかなって
思ってる♪」
「ダメ。」
