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あなたがいてくれたから。

第33章 Afterrain


声が聞けたのは嬉しかったけど
いきなりのことで驚いた。

「と、斗真くん?!」

「そだけど?」

「ぁ、な、なに…?」

「あのさー。ちょっと前から
 言おうか悩んでたんだけどさー?」

「ん?」

「別れたいんだけど。いいー?」

「誰と?」

「え?!奈美と。」

「あたしと?え?」

「うん。だから今まで
 ごちそーさまでした
 俺やっぱりアイドルとか無理だったわ。
 じゃーな、奈美。」

ブチッーーーーーーーー

「え…?」


意味がさっぱり理解できない。
なに?別れたい?
あたしと?今。別れたの?

あたしフラレたの?

斗真くんとあたしもえなんの関係もないの?
え?どゆこと?

いみわかんないよ…
わかんないよ。わかんないよ。
え?なに?なにがおこったの?
りかいできないってば。

ねぇ…

一つの涙があたしの頬伝ったと
同時にあたしの記憶は途絶えた。

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