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あなたがいてくれたから。

第35章 ファーストラビット

お客さんがざわめき出した。
はやくしゃべらないと。

すーっと深呼吸をひとつ。
深く吸った。

よし。


「皆さん!私からお知らせがあります!
 私はAKB48からSKE48に移籍して早、
 3年が立ちました。
 私、個人としては研究生時代から
 選抜メンバーに抜擢してもらえていて
 総選挙でも2位を、頂けたり。
 ドラマや映画たくさんのお仕事を
 経験させていただきました。
 夢を叶えるため努力してきたつもりです。
 努力が実ったのか
 先日、私の所に一本の映画の出演依頼が
 舞い込んできました。
 出演依頼を送ってくださったのは
 ヨーロッパ地方からでした。
 私はその映画をやらせて頂こうと
 思っています!
 すると現地での撮影。
 外国語の勉強とアイドル活動と
 平行してやっていくのは無理だという
 結論になりました。
 そこで、秋元先生とお話して決めました。
 わがままなようですが、 
 一旦アイドル活動を……
 
 休止させていただきます。」


  「ええええええっ?!」

会場がどよめく。

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