
あなたがいてくれたから。
第7章 彼女になれますか
「ぁ、ごめん。………つい。
本当にごめん。」
本当に謝ってくれてる。
「あ、あのどうしてあたしなんですか?」
「んー、俺さ?この前のドラマの時から
奈美ちゃんのこと好きだったんだよね。
俺本気だから。
真面目に奈美ちゃんのこと
すきになっちまった。
ホントいい迷惑だよね。」
あたしは、びっくりし過ぎて
なにもいえなかった。
「俺さ、最初は奈美ちゃんのこと
馬鹿にしてたんだよね。
たかがアイドルだろ?
みたいな感じでさ。
会って、一緒に芝居をやっていくと
全然違くて凄いオーラがあるし
頑張りやさんで
守ってあげたいって。
思うようになっちゃってさ?」
