
あなたがいてくれたから。
第37章 会いたかった
(5日前)
「ごほっ」
「奈美?大丈夫か?」
「ん?大丈夫!大丈夫!」
今は斗真くんが
あたしの引っ越しの荷物を
解くのを手伝ってくれてる
真っ最中。
ありがたやー♪
「これでいいかな?」
「お!終わり?」
「かな?」
「マジで疲れたわー。
こーゆーのって自分でしないと
いけなかったっけ?」
「いや、あたしいなかったからさ。」
「あ。」
「そそ」
こんな会話普通すぎて逆に新鮮。
こーやってふつうのコトに憧れちゃう。
でも、二人っきりってとこもいいかな///
「お茶入れるね」
「おー。サンキュ。」
