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あなたがいてくれたから。

第38章 桜の花びらたち

さっきの総選挙が昨日の話。

そして今日
6月9日10:30を回ったとこーーーーーー


「奈美…?」

「ん?」

「奈美。」

「はい♪」

「はぁー。長かった。
 名前呼べるだけでも幸せだわ俺。」

「なーにいってんのー?」

「だってさ、昨日。
 奈美がちゃんと1位とって
 一昨年とは違って悔し泣きじゃなくて
 嬉し泣きでエッチできてさー。
 俺も1年分出せたしー?
 うん。
 俺今スッゲー幸せ。」

「そうですか…」

相変わらずの斗真くんには
少し呆れるけど
お互いの名前を呼び合えて
こーやって体温を感じながらの
朝は心地いい。

「奈美。」

まだ呼ぶのー?
と思いながら斗真くんの方に
顔を向けたら


「んっ…///」

朝からお互いの体温がとけ合うような
深くて甘いキス…。

「スキ。」

「うん。あたしも…スキ。」

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