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あなたがいてくれたから。

第38章 桜の花びらたち

「斗真くん。待って…?」

「無理。」

「あたしの話聞いて?」

「今日までねあっちで色んなコト勉強したり
 撮影こなしてきたの。
 最初は言葉も通じないし。
 こっちで勉強していった英語も
 タジタジで。監督に伝えたいことが
 伝えられなかったりね?
 心寂しい時とかあったり。
 色んなメンバーの卒業に
 立ち会えなかったり。
 悔しくてしょうがない時もあった。
 でも、乗り越えてこーやって
 斗真くんに会えて
 一位とれて凄く幸せ。
 
 だから今夜はたーっくさん
 ご褒美ください///」


すいません全世界中の奈美のファンの方々。
この子天使の領域を
遥かに飛び越えていきました。

「奈美。ごめん。」

「ん?何が?」

「マジでごめん。ゆっくり休みたいと
 思うんだけどさ寝かせてやれないわ。」

「え…///」

「俺我慢できない。」

「じゃあ…シよ?」

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