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あなたがいてくれたから。

第41章 らしくない☆

(珠理奈side)

ガチャンーーーーー

「サインでお願いします…」

「え?珠理奈…?」

その声に反応してあたしは顔を上げる。

「え?雅くん。」

わかった瞬間にあたしはドアを
閉めようとしたすると、
雅くんが隙間に足を挟んできた。

「な、なに?!」

「なに?って謝りに来たんだよ!
 電話だって出てくんねぇしさぁ!」

「っ……」

「ぁ、ごめん…」

「う、うん…」

「ホントに悪かった。誤解させて。
 でも、俺、あんな女好きじゃねぇし
 本当なら共演もしたくない。
 でも仕事だから割り切ってやってるつもり。
 ご飯を了承したのも仕事のうち。
 あいつがスタッフさんたちも
 含めてご飯に行こうつったからで
 珠理奈が考えてるような
 二人きりとかじゃないからな?
 誰が行くかっつーの!
 でもそんな誤解をさせるような
 行動をとった俺が悪い!
 本当にごめんっ! 」


 「………。」

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