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あなたがいてくれたから。

第43章 君にヤラレタ☆

「はい!カット!
 今のところ良かったよ。
 はい。休憩!」

「はい!休憩入りまーす
 次は♯5からですー
よろしくお願いしまーす」
 
ドラマの撮影は休憩に入った。
次は少しラブシーンがある。
あたしが一ノ瀬さんに押し倒されて
首筋にキスをされる。

なんか嫌だな。と思いつつ
休憩に入ろうとしたら……


「松本さんっ!ちょっといい?かな?」

突然一ノ瀬さんに話しかけられた。
やっぱり、イケメンって言われるだけあって
見るたびに整ってるなぁと
思う。斗真くんにはかなわないけどね。

一ノ瀬さんのあとをついていくと
一ノ瀬さんが立ち止まった。

「確認ですかー?」

「そう。確認なんだけどさ」

「はいー」

あたしは台本をペラペラめくりながら
適当に聞いた。

すると

「俺、奈美ちゃんのことが好きなんだよね 
もし良かったらお付き合いしてもらえませんか!」

あれ?これってホントのの告白?

「えっ……?!」

「ほ!ホントにですか?!」

「は、はい……」

「ごめんなさい。」

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