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あなたがいてくれたから。

第43章 君にヤラレタ☆

あたしには斗真くんが、いるんだもん。
こんなの言われたって即答だよ。

「そうですか…」

「ホントにごめんなさい。
 気になってる人がいて…」

「あー。ごめんね。ラブシーン前に。」

「いえいえそんな。お気持ちすごく嬉しかったです」

「撮影には個人のことは
持ち込まないし今までどおりに
せっするからよろしくね、♪」

一ノ瀬は軽くそういうと、
すたすたと歩いて行った。

「なんだったんだろう。
変なの。」

あたしは演技に集中できるよう
に台本に向かった。

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