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あなたがいてくれたから。

第43章 君にヤラレタ☆



ガチャ――――

「ただいまー・・・」

恐る恐るいうと

バタバタ―――――

「遅いっ!」

「ご、ごめんなさいっ!」

いつもと言う事も立場も違う。
少し新鮮だ。

「連絡もない、奈美は芸能人でまわりのやつらとはちがうお前が一時半までどこほっつき歩いてんだっ!!ナンパとか襲われたらどうすんだっ!!」

「・・・ごめんなさい・・・。」

こんなに怒る斗真くんを見たのは初めてだ。
あまりの迫力で・・・自然と体が震える。

「よかった・・・ホントに良かった。」

そう言って斗真くんは強く抱きしめた。

抱きしめてくれた斗真くんは・・・

「と、斗真くん。ふ、震えてる?」

あたしの震えとは違う。
体から伝わってくる・・・。

本当にあたしのこと心配してくれてたんだ・・・。ありがとう・・・。

「ごめんね・・・ごめんね・・。」

あたしは必死に誤った。

「もう、いいよ。キスさせて。」

「えっ!?」

今、あいつのせいで汚れてるから無理無理っ!

「今の奈美に決める権限あると思う?」

考えろ・・・なんか
交わせる方法・・・んーっ・・

「な、ない・・・。」

「じゃあ・・」

斗真くんがキスしようした時

「だ、だめっ!ちょっとお口から虹でそう・・・」

「マジかよ・・・はい。トイレに直行して!」

「はい~・・・」

はぁ。なんとかやり過ごせた。

いつも斗真くんの前では演技も出来てないらしいけど

今は完璧にできたかな?

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