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あなたがいてくれたから。

第12章 ディスコ保健室

「ッ………んーーーー」

目が覚めた。


「ん……天井。ぁ、保健室だ。」


そっか、あたしなんか
     おかしかったんだよね。

取りあえず起きて授業受けないと。

体を起こして、斜め下を見たら…

「ぁ……」

急に涙が溢れてきた。


「……斗真君……。」


そこには疲れて寝ている斗真君がいた。

もう、撮影終わっちゃったのかな…。


「…んー…」


ぁ、起こしちゃったかも。

斗真君はあたしを見て驚いた。


「奈美っ!もう、大丈夫なのかよっ?」


「うん。てか、
     なんでここにいるのー…(泣)」

「なんで、泣くんだよ。」

「もー、嬉しいからに決まってるでしょ。
 この泣かせ上手めっ!」


「あはっ、確かに泣かせ上手かも。俺。」


斗真君は泣いているあたしを見て

優しく一言。


「久しぶり。奈美。」


あたしは、その言葉を聞いて

また号泣。

ちょっとあたし涙腺緩み過ぎかも。

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