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身代わり妹

第11章 疑心

考えてみたら、凌太とエッチするのはもう何ヶ月か振りだ。


「え?」

「ん?」


避妊具を着ける凌太に戸惑う。

だって、妊娠してるのに…


「それ、必要?」

避妊具を指差す。


「必要っ! 美優の中にぶちまけたら、子宮を収縮させちゃうんだよ」

こいつが苦しがるだろ、と言いながら、凌太が優しくお腹をさする。



「いろいろ勉強してるんだね……」

ため息を漏らす私に、凌太は苦笑いする。


「美優は時々、俺の職業忘れるよな?」


あ……

そっか、凌太はお医者さんだった。

全然そんな風に感じさせない雰囲気に、つい忘れちゃう。



「ほら美優、四つん這いになって」

「え⁉︎ やだ、恥ずかしいっ」


丸見えになるあの格好はどうしても苦手。

抵抗してみたけれど敵わず、四つん這いにされてしまった。

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