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口を押さえ必死に声を抑える私の上に、凌太が覆いかぶさる。


「美優……声…我慢してて」

そう言って、凌太の熱が私を貫いた。



「あっ…ああっ‼︎ 」


思わず身体を反らせ、声が漏れる。

凛の身体がビクッと動き、凌太と2人で固まった。


凌太の身体にしがみ付き、ドキドキしながら凛の動向を伺う。


─────ゴロン

と寝返りを打って、また寝息を立てる凛。

2人で同時に安堵の息を吐き、顔を見合わせクスクスと笑った。



「美優…」

チュッと凌太の唇が触れる。

そのままゆっくりと突き上げられ、私は必死に抑える声を凌太の舌に絡ませた。


「…っ…んっ…っ…」

激しさを増す凌太の動きに、薄く開いた口の端から甘い声が漏れる。


「はぁっ……声我慢してる美優…エロくてヤバイ……」

唇を離した凌太がそう言って苦笑いする。


「…バカ……あっ…ンっ」

声を我慢しろって言った癖に、我慢してるのがヤバイとか……どうすればいいのよ⁉︎

そんな事を考えていた頭も、何度目かの昇り詰める快楽に支配され何も考えられなくなっていった。