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桜田組の組長さん

第2章 誘拐


ドタバタ
ドタバタッ

「うるさいなぁ」

ガチャ

「ちょっと!!うるさいんだけど」

「すいませんお嬢。」

「お嬢ごめん。…あっ和馬、お嬢に決めてもらおうぜ?」

「そうだな。」

なんのことだろ?

「決定だな♪……お嬢。」

「ん?」

「濱田麗子をヤる人なんだけど、俺と和馬どっちがいいと思う?」

「はい?」

「ですから、濱田麗子と一つになる人は僕と咲哉どっちがいいですか?」

「…」

「「どっち?」」

「熊田組の人にヤってもらうんじゃないの?」

「「…」」

ギュッ

「?」

2人が抱き合い「よかったな」って言い合っている。

仲良いなぁww

バッ

あっ…離れた
なんか2人ともモジモジしてる。



なに…これ…

キモっ


固まっていると和馬が近づいてきた。

「お嬢?なに固まっているんですかww」

「え…いや…」

「?…今夜熊田組へ行きますがメンバーはどうします?」

「あっ…メンバーなんだけど昨日、和が熊田組の組長をやっちゃったじゃん?だから向こうの人数がたぶん100人くらい増えたと思うんだよね。」

「200人ですか。」

「うん。だからメンバーは私と和と咲で行こっ」

「3人で?」

「楽勝でしょ?あっあと新人の7人も連れて行かなきゃ」

「桜田組の新人ですか?」

「そう♪新人の人に桜田組の強さを見せつけとかなきゃいけないでしょ?」

「桜田組の強さは十分知っていると思いますけど…」

「最近の新人さんは上の人をなめてるからさ、見せつけておくんだよ。」

「お嬢、くれぐれも新人の前で人を殺すことのないように。」

「はぁーい」

「おい和馬…。今夜は血祭りだな」

「…お嬢を止めるぞ」

「おう。わかってる」

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