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桜田組の組長さん

第2章 誘拐

和馬side


「咲哉、せっかく道場にきたんだから相手しろよ。」

「ん?あぁいいぜ!…今夜殴り込みに行くんだから手加減しろよ?」

「お前こそ手加減しろよ?最近隠れて鍛えてるだろ」

「やっぱ見てたの和馬だったか。変態だなww」

「変態はお前の方だろww」

バッ

「うぉ!!あっぶねぇ〜。いきなり攻撃してくんなよな」

ガンッ

「でもさすが咲哉だね。」

ドカ

「そうか?…ーっと」

さすが咲哉。
僕の動きについてこれている。


「和馬っ…もう疲れたww」

「はあ?」

「もう疲れたから止めようぜ」

「でもまだ勝負がついてない」

「今夜!!」

「今夜?」

「そっ♪今夜何人倒したかで勝負だ!!」

「ふっww…いいよ。」

「じゃそう言うことで♪」


僕たちは道場からでて自分の部屋に行こうとしたら

「なぁ」

咲哉が真面目な顔でこっちを見た。

「なに?」

「お嬢ってさ」

「ん?」

「お嬢ってさ、学校でどんくらいモテてるんだろう。」

いきなりすぎだろ

あっでも『桜田綾音ファンクラブ』って言うのがあったよな。


「…咲哉は知らないと思うけど『桜田綾音ファンクラブ』ってのがあるぞ。」

「えっ!!…なにそれ!?」

「確か、お嬢を隠し撮りしたりお嬢にストーカーしたり…だったと思う」

「かっかっ隠し撮りしてその写真どうすんだよ!!…まさか、オカズにしたりするんじゃねーだろーな!!」

「知らねーよ。でも隠し撮りした写真をファンに売ったりしてるみてーだ」

「和馬!!お前そのこと知ってて見過ごしてたのか!!」

「ただの噂だ。…僕もいろいろと気になっていたから詳しく調査してみる。咲哉は悪い虫をお嬢に近寄らせないでくれ。」

「了解!!!!!」


組のことが学校でバレたらやっかいだしな。

急いでそのファンクラブ無くさないとな。

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